Uzo Muzo
もこもこひつじ
更新日:2020年8月19日

秋冬のイベントに向けてただいま製作中です。
uzo-muzoが扱う毛皮は食用の副産物です。
なのでこの毛皮はつぎはぎで出来ています。
毛皮使用廃止を宣言するファッションブランドが増え
フェイクファーが普及しています。
わたしもやはりこれはフェイクファーにしないといけないのかと考えてみたり。
自分なりにいろいろと調べてみたり。
でも結局答えはわからない。
でも言えることは食用の肉がある限りは出てしまう副産物となる皮。
生き物の命を無駄にせず、
捨てられることを考えればこの子たちをカタチにしていくことも大事なのかなと。
自宅兼アトリエになっている私の家には猫も居てます。
フェイクファーをカットするときに毛が舞い上がるのですが
これをうちのねこが舐めてお腹に溜まってしまうことを考えてしまい、
やはり化学繊維は辞めておこうと思ったのもきっかけです。
いろいろな考え方があります。私もまだまだ勉強していかないと・・・。
私の生まれ育った鳥取県の若桜町では害獣となった鹿などの解体所があります。
そこからでる副産物の鹿革、
ジビエレザーも使用していこうと思っています。
わたしが小さい時はご近所のマタギの方から
イノシシのお肉や熊のお肉は頂いたりしていました。
母はそれを調理するのを嫌がっていましたが・・・。
友達のお父さんはマタギの手伝いで鹿を山から降ろしていたみたいです。
残酷なようですが駆除しないとかなりの損害を受けるとのことです。
そういうことが当たり前のようなところで高校生までですが育ってきました。
今思うと自然に囲まれたところで生活出来たことに感謝します。
生き物の命を無駄にせず何か出来ることをと考えています。